Ultima onlineとWeb2.0つーかblogは似てると思った

今はよく知らないんだけど初期のUltima online(以下UO)のコンセプトは"Are you with us?"ってやつで思いっきり意訳すると「俺達と一緒に物語を作らないか?」って事だった。ここは推測なんだけど、オリジン的には「ゲームの舞台とかシステムは俺等が作るからシナリオはお前等勝手にやっていいよ。」って感じだったんだと思う。さらに言えば「お前等が上手いシナリオを描いてくれればどんどん他の客も入ってくるし」って感じ。これは多分blogサービスを提供してる会社と同じなんじゃないかなぁと思った。会社が提供するのはシステムと手助け程度で、ユーザーはユーザー同士でコミュニケーションを取れば良い。そのシステムに惹かれたユーザー達が良いコミュニティを作ってくれればあとはどんどん人が入って来る。多分SBMも一緒だよね。。
残念な事にUORPG故に土地とかの物理的な限界が出てしまって、ユーザーが過密状態になってしまったりしたんでそういう意味では成功とは言えないんだけど、blogならサーバーを補強すれば回避出来るんでそこら辺は違うんだけど。

あと、

UOでは初めからPlayer Killing(他のプレイヤーを殺す事、以下PK)が合法化されてた(説明書に書いてあったと思う)。それを無視してなのか知ってた上で言っていたのかはわからないんだけどPK反対みたいな運動が盛り上がったりしてた。これって無断リンク禁止(つーかネガティブ言及リンク禁止)論争に似てない?リンクもPKも基本的に認められてる事なのに自分に対してネガティブな結果だと文句を言うって点で。
んで、PK容認するかどうかの論争はトランメル(PK不可)とフェルッカ(PK可)って二つの世界を作る事で解決した(のか?)。これも仲良い人と親交を深めたいだけの人はクローズドなSNSで、議論を通して自分を磨きたい人はオープンなblogでみたいな住み分けにも通じる物があると思う。UOの場合はユーザーのほとんどがトランメルで活動してるみたいなんだけど(ちょっと前の話なんで今は知らない)blogの場合はどうなるんだろうか。言論だとUOのように操作のスピードとかは要求されないしディスカッションを好む人も多いと思うんで廃れる事はないと思うんだけど、みんながクローズドなSNSでしかコミュニケーションをとらないようになったらなんかやだなぁ。

関係ないけど

UOの操作とかコツを覚えるときの格言みたいなやつに「100回死ね」ってのがあった。これは「人に教えてもらうより自分で何回も失敗しながら覚えていった方が楽しいし、そういうのを楽しむゲームなんだよ」って意味でUO通して知った言葉の中で一番好きかな。blogだったら「とりあえず100日書け」とかか。
つー事でしばらくは他の人が既に書いてる事でも気にせず書いていきたいと思います。一応は調べるけど。