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http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060422#c1145860588

# 不思議な感覚 『 私は、一週間前に父を亡くしました。それとほぼ時を同じく
して、転職した会社でSEOに関わる仕事に就きました。その少し
前から、この梅田さんの『ウェブ進化論』を読み始めていまし
たが、本の中で、ネットの「あちら側(彼岸)」と「こちら側(此
岸)」という表現が頻出していることに、不思議な感覚を覚えて
いました。デジタルvs.アナログという単純な対比では片付けら
れないようなニュアンスを嗅ぎ取っていたのです。実際、葬儀
の席上でも、現実感覚に乏しく、新幹線で3時間以内にどこで
も行けるスピード時代ですから、感情が置いてけぼりをくうと
言いますか、私は”記念”にと思い、気がつけば父の遺影を携帯のカメラで写していました。その写真が、一週間後には個人の
ブログに載っているくらいですから、最早、彼岸と此岸の区別
もありません。
私は、この本を読んだ後、実生活では非日常な出来事を体感
したせいで、死後の世界とは、感覚的には「あちら側」にある
ものという感じかもしれないが、決して「こちら側」と断絶や
断裂したものではなく、むしろ、不連続ながら「こちら側」と
つながっている=それこそ、ネットを通じて=ようなイメージ
が頭に湧いてきました。
とにかく、「ヘン」な感覚なのです。
だから、Google開発陣のコンセプトとは、現実離れのもので
はなく、臨死体験を超えたところに見える宗教的感覚(あの世)
ではないか!?という気がしました。
頭=脳の中での思考パルスの忠実なシミュレーションとでも
言いましょうか!?かつて、「私たちの見えている世界は、頭の
中にある」と誰かが言いましたが、そんな感じです。逆立ちの
蜃気楼とでも言うのでしょうか!?頭の中のイメージがオリジナ
ルの原本で、ネットの中のコンテンツがその忠実なコピーだと
すれば、時折、人間が妙な転倒現象や倒錯心理に捕われるのも
むべなるかな…という気がします。
とにかく、Googleの挑戦は、かつての「宗教改革」やルネッサンス期に匹敵するほどの驚天動地なスケールなのだということ
は理解できました。』

ん?